2020年5月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のために買い物は「できるだけ一人で」という呼びかけが自治体・放送局各社から発信されています。
そのような中、まだ一人では留守番をさせられないような年齢のお子様をお持ちの方、特にひとり親家庭や、病気により育児が困難な家庭は、事情により子どもを連れて買い物に行かなければならないという実情もあります。しかし、子どもは家にいるべき、または車で待たせておくべきとの意見が報道され、こうした家庭は、このような意見の中に委縮して悲鳴を上げています。
感染を恐れる気持ちは大変理解できるものでありますが、幼い子どもを自宅にひとりでいさせたり、車に待たせたりすることは、子どもたちの命を奪いかねない重大な事故に繋がる行為であることから、全国知事会及び全国市長会並びに日本放送協会及び民放各社に対し、下記の点にご留意いただいた発信の検討を要望いたしました。
１．小さな子どもを自宅や車で待たせるという行為は大変危険であることから、視聴者が「買い物に子どもを連れていくことはすべて悪いこと」ととらえてしまうような表現や発言の無いよう、ご検討ください。
２．視聴者に対し、「買い物はできるだけ一人で」という呼びかけをする際には、「子どもを一人にすることが危険な場合を除いて、買い物はできるだけ一人にしましょう」といった表現をするようご検討をお願い致します。
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